のだめカンタービレの舞台になった武蔵野音楽大学

江古田キャンパスが漫画のモデルに

2001年から2010年まで講談社の女性漫画誌にて連載された「のだめカンタービレ」。クラシック音楽をテーマとした漫画でテレビドラマ・テレビアニメ・実写映画などでも放映され、気軽にクラシック音楽に親しめると老若男女問わず人気となり、2004年には第28回講談社漫画賞少女部門を受賞しました。
実は、この主人公の「のだめ」たちが日本で通っていた「桃ケ丘音楽大学」は武蔵野音楽大学がモデルとなっています。実際にキャンパス内を歩いてみると漫画に出てきた見覚えのある建物もすぐに見つけることができます。

また、実際に武蔵野音楽大学が取り組んでいるような大学祭や、海外の演奏家を招くなどの国際交流の姿もストーリーの中で見ることが出来ます。
学校の教授や海外で活躍する音楽家たちとの触れ合いを通じて、主人公たちは成長していきます。

漫画では、学園内で開催される音楽祭で主人公たちが仮装をしてオーケストラに臨むというシーンがあります。実際の武蔵野音楽大学の音楽祭でも前夜祭や仮装オーケストラなど、音楽への造詣がとりわけ深い方でなくても、親しくオーケストラを楽しめるような内容となっています。

ストーリーの中で、学生達は真摯に音楽と向き合います。自分たちの表現したい楽曲と仲間との間で葛藤し、時には本気でぶつかり合いながら成長していきます。学生が自分の本心と現実との間で揺れ動きながら、音楽祭を作り上げていく姿は、実際の武蔵野音楽大学生の姿に重なります。

どうしても他の4年制大学と比較すると、芸術大学や音楽大学は独特な環境だという印象を抱いてしまいます。しかし、この漫画で登場する主人公たちは皆、一人の若者として等身大の姿で、それぞれに悩みを抱えながら、音楽への愛情を抱いて成長していきます。
音大のキャンパスライフを身近に感じる上でも、一読してみても良いでしょう。

武蔵野音楽大学が考える教育の課題

漫画が描いている主人公たちの姿は、武蔵野音楽大学だけでなく、日本の音楽大学で学ぶ学生が経験する教育と重なるものです。ここでは、武蔵野音楽大学がこれからの教育の課題と捉えている点について見ていきましょう。

この21世紀の教育が直面する第一の課題は「不寛容の克服」といえます。20世紀の終盤を彩る目覚ましい科学技術の発展は、必ずしも人類にそれに見合った叡智を与えていません。逆に世界各地で民族、宗教上の相違を主な原因とする紛争が頻発、国内では子供たちの間での“いじめ”学級崩壊”が関係者を悩ませています。自分とは違う価値観をもつ人々を認め、人それぞれの”個性”を尊重する教育を徹底し、地球規模での協調、共生を目指すことが、今こそ求められています。

第二の課題は「真の創造性の育成」です。ここで重要なのは「大胆な発想」の芽をつまないことでしょう。いうまでもなく、基礎、基本を身につけ、伝統を尊重することは芸術のジャンルでも学問の分野でも大切なことです。しかし“古典”そのものがそれぞれの時代の洗礼に耐えて生き残ったものであり、伝統に関して私たちは常に主体性をもって新しい観点から捉え直す姿勢をもたなければならなりません。そして、真に人々を納得させる創造力は先人の残した偉大な業績を乗り越えようとする意欲から生まれるものであり、その際、既存の枠を超え得ない亜流”の新しさではなく、人類の歴史に残るような大胆な発想力が醸成され得る環境を整えることが望まれるのです。

第三の課題は「真の国際性を磨く」ことです。日本国内で尊敬されている人物が国際的な場に立つとその存在感を充分に発揮できなくなってしまうことはよくあることで、このため日本の個性を表現できる人物を育成することは、これからの日本の教育に求められる緊急課題です。音楽は本来きわめて国際性に富んだものであり、この点について武蔵野音楽大学は他の教育機関に比べて恵まれた状況にあるといえますが、さらなる努力の必要性も把握してます。

 

江古田キャンパスについて

武蔵野音楽大学は2017年度より、江古田新キャンパスを使った運営体制に移行しますが、それまでは入間キャンパスなども使い、数多くの学生が学んでいます。
江古田キャンパスや入間キャンパスなど複数に拠点が分かれているというのは、メリットもありましたが、デメリットもあったのでしょう。
それを解消すべく武蔵野音楽大学では江古田新キャンパスを設けるにいたったわけです。

江古田新キャンパスは2017年に竣工するということで現在工事が為されていますが、とても規模の大きな工事です。
都心の割には校舎面積も大きいのが特徴で、ただ単に教室を作るだけではなくて、数多くの音楽施設、さらに楽器博物館、ガーデンといった施設も予定されています。

新しい江古田のキャンパスに移ると同時に教育体制自体も変わり、今の時代に合った最高のカリキュラムが整うことになります。
セメスター制の導入というのも大きな特徴で、今まで以上に履修の幅が広がるのではないでしょうか。

また江古田新キャンパスには、リハーサルホールが3つもでき、しかもそのどれもが本格仕様となっています。
オーケストラの練習のような大規模なものであっても容易に行える場所が備わっているのは武蔵野音楽大学が誇る大きなメリットだと思います。
また楽器演奏ではなくて、コーラスをするための専用ホールまで備わっていて、歌を歌うことができる最適な環境が用意されています。
音楽家を目指す、音楽のレベルを向上させるためには練習が非常に大事になりますが、それを実現させるのが武蔵野音楽大学の新しい江古田キャンパスということです。

キャンパス内にはよく知られているレストランが運営しているカフェが併設されますので、勉強で疲れた時にも利用したいですね。
カフェがあるとオンオフの切り替えが行いやすくなって、より学びに対して真剣に取り組むことができるでしょう。

そしてヤマハショップも大学内に入居することになり、音楽専用アイテムをここで購入することができます。
わざわざ学校外に買いに行く手間も省けるので、非常に重宝すること間違いありません。

ちなみに武蔵野音楽大学の江古田新キャンパスは伝統と先進の和を重要視して作られます。
いくら素晴らしい講師や教授などが揃っていたとしても、学ぶことになる空間次第ではあまり身につきません。
その点武蔵野音楽大学江古田新キャンパスでは、学生第一の姿勢が垣間見れるので好感が持てますよね。

卒業生の口コミ "本物の音楽に触れられ、成長を実感できる"

音大なので当たり前と言えば当たり前ですが、音楽に関する実践的な授業が極めて多く、しかも実になるものばかりでした。
毎週、実績を持つ優秀な音楽家からの授業を受けたり、演奏会に接することができます。
その度に刺激を受けられましたし、まず飽きることはありませんでしたね。

他大学に進んだ友人がかったるそうに授業の愚痴をこぼしているのが信じられませんでした。

もちろん、学生だけで企画を立てて演奏会を行う機会にも恵まれました。
はじめの頃は緊張しっぱなしでしたが、回を重ねる毎に課題が見つかり、その課題を克服しようと努力をし、
また新たな課題が見つかるというサイクルの中で着実に成長することができました。

これは音楽家としてだけでなく、一人の人間としての成長という意味でもあります。
キャンパスライフも向上心に溢れた学生に囲まれていたので充実していましたし、
生涯を通じて友人でいられるであろう人物を多く見つけられたことも収穫の一つです。

講師も実力派でありながら話術に長けた方が多かったですし、
決して甘くはありませんが一人一人に愛情を持って接してくれる方ばかりでした。

最近ではキャンパスの建物も新しくなり、これからの学生を羨ましくも思います。